今日じゃなくて昨日の話なんですが、派遣会社への登録までに多少時間の余裕があったので、新生銀行の口座を作ってきたのですよ。何しろネットバンキングを利用した場合に限られますが、手数料無料でどの銀行にでも振り込みができるってのは相当魅力的ですから。
で、口座作成のため新生銀行に入ったんですが…。入った途端に帰りたくなりました。恐い顔をしたガードマンが2人してこちらを睨んでたから、ってのもありましたが、何よりそのハイソな雰囲気が「オマエのような貧乏人に用はないのだよ!」って言ってるような感じがいたしまして…。とりあえず受付の女性に「こ、口座を作りたいんですけどぉ…」と小動物的魅力でアピール 気弱な青年風に話しかけまして、どうすればいいのか、聞くことにしました。
すると、その女性は「免許証を出せ! 無ければ帰れ!」「父さん…! 僕、エヴァに乗ります! 僕は、初号機パイロット・碇シンジです!」 とは言いませんでしたが、免許証などの身分証の提示を求められました。受付でいきなりIDチェックですよ。さすが外資が買い取っただけのことはあります。これがアメリカ流なんだな、と的外れに感心しつつ、免許証のコピーを取った受付嬢に言われるがまま、めくるめく快感の渦へとハアハア… 番号札を受け取り、ロビーで待つことに。
しばらくして男性が現れ、こちらへどうぞ、と誘われるがままめくるめく快感の渦に…って、男は勘弁してください、マジで 別室に案内されました。そこがまた、なんですか、一般的な銀行で言うなら特別な商談用の別室というか、外資系企業で言うなら、チーフクラスの人員用の個室というべきか、まあオフィスにあるワンルームのようなあつらえの部屋に通されたわけで。「お、俺、金持って無いですから。許してください」と、カツアゲされてる中高生のように告白し、逃げようかと一瞬考えちゃうような場所だったのですよ、そこは。
で、ビビりつつも口座開設申込書に記入していったのですが。ちょっと感心したのは、その申込書を担当の方がリアルタイムにPCに打ち込んでいき、しばらく後にカードが即時発行され、使えるようになること。まあカード即時発行で通帳は存在しない、って事は知っていたんですが、普通の銀行のように申込書に記入して、窓口に出して、しばらく待って通帳(今回の場合カードですが) ができるという流れを想像していた自分にとっては、けっこう衝撃を受けました。対応も茶化して書いてますが、実際には真摯に対応して頂きましたし。
ただね、俺みたいな小市民に対して、そういう1対1で融資やら投資の話なんかをしそうな部屋で、口座を作るだけっていう行為は、非常に引け目を感じるというか、緊張を強いられるというか、居心地が悪かったわけなんですよ。ぶっちゃけ、メインである派遣登録会を放棄して帰ろうかなって思うぐらい気疲れしました。その後の派遣登録会ではこの疲れからか、すさまじい眠気と戦いながらいろんなテストや性格診断することになりましたよ、ええ。よく眠って登録会に行ったのにも関わらず。
あ、そういえばもう一つ気になることがありました。担当の方が口座を作るために使用していたPC。液晶モニタを2つ並べた、デュアルディスプレイ環境という銀行業務にはオーバースペックな気がする 仕様だったのですが、その裏面にはかじりかけの林檎。そしてかいま見えるキーボードやマウスにはDELLの文字。鳴り響くWindows標準の警告音。
……新手のスタンド使いかッ!? PC利用法なのでしょうか。いや、どんな組み合わせでPC使ってようといいんですけど、ちょっと気になったので…。(普通、業者にPC納入を頼んだら、モニターにMac用を設置するってのはあまり無いだろうし。特にDELLの直販ならそんなメニューもないだろうし。担当の方の趣味、か? うーん、謎は深まるばかり…)