ついに届きました! 何がって? そう、
架空請求のハガキが!(笑)
SPAMメールならいざ知らず、郵送で届くというのは、名簿屋のリストにでも載っているからなんでしょうねえ。住所データなんかは名簿屋が収集しているので仕方ない部分もありますけど、個人データなんて、このご時勢だだ漏れってのがよく分かりますね。
内容はよくある「料金払われてねえぞ払えやゴルァ!」っていう架空請求なわけですが、この送り主、だいぶ頭が抜けているというのがよく分かる内容でしたので、ちょっと書いておこうかな、と。
で、そのおかしな部分ですが、まずは正しい(?) 表現を、検索して見つけた架空請求の例文から抜粋します。
メールアドレス相違、郵便事故、その他いかなる事由により今まで連絡が取れなくなっていたにせよ、それは当社に起因するものではなく、お客様、または他社が原因となるものです。
日本語として意味は通りますね。その中身が法的に筋が通ってなくても。で、当方に届いた架空請求はこちらですが、
なお、これは最終的な通告であり、またメールアドレス相違、その他のいかなる事由にせよ、それは弊社に起因するものではなくお客様の責任よるものです。
………。すいません、僕の低レベルな頭では、何が言いたいのかさっぱりわかりません。まず突っ込みたいところは、ハガキで届いているのにメールアドレスってのはどういうことかな、と。SPAMメールを流用したのがバレバレですね(笑)。あと、細かいところですが「責任よるものです」ってのもねぇ。印刷コストを下げるための涙ぐましい努力のあとなんでしょうか(笑)。
次に、文章としての意味が通ってません。この文章を噛み砕いて表現すると
これは最終通告で、メールアドレスが違ってたり、その他にどんな理由があったとしても、それはこっちの責任でなくてあんたの責任だよ
ってなるんですけど、これを無理やり解釈すれば「この最終通告は、メールアドレス相違やその他の理由によって、本来の請求先でなく、全くの第三者に届いたとしても、その届いた第三者が金を払わなきゃいけないんだよ」と読めちゃうんですけど、いいんでしょうか。そう解釈すると、架空請求だと自分から公言しているようなものなんですけど(笑)。
そうか! この送り主は自分から犯罪だと公言することによって、こんな手口に引っかかっちゃダメだよと警告してくれているのか! なんて親切なんだ! わざわざ50円のハガキ代と印刷にかかるインク代を支払ってまで、ボランティアでこんなことをしてくれるなんて!! しかも東京から! いやあ、東京の人って冷たい人ばかりだと思っていたけれど、こんなにいい人もいるんだね!!(笑)
……といったネタはさておいて、よもやこんなお笑いハガキ 架空請求にいまさら引っかかる人も少ないかと思いますが、万一届いた場合には「無視・通報」で対処しましょうね。
詳しい架空請求の内容・対処法については下記ページが参考になるかと思います。
ちなみに「債権回収業」は法務省指定業者のみにしか行えない職業です。なので、債権回収うんぬんというメール・手紙は全て詐欺と考えて間違いないでしょう。そもそもそんな重要な話は、内容証明郵便くらいは使って送ってきます。間違ってもハガキ1枚でなんて来ません(笑)。