車を停めてある場所まで、いつものごとく徒歩10分、傾斜30度を軽く超えている坂を息を切らせながら登り、ようやく芹香先輩 わが愛車までたどり着こうかという、まさにその時。
目の前に、野犬が現れた! (BGM:ドラクエの戦闘シーン)
コマンド?
たたかう
どうぐ
まほう
にげる
> 波紋疾走
……「ふるえるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! 波紋疾走ッ!!」 ドッギャーァン!!
なんてできるわけありませんので、目を合わせつつ(目を逸らしたら野犬は襲ってくるぞッ! 気をつけろッ!) その横を通り過ぎ………
たのに、なんで犬追っかけてきますか!? 別に犬は苦手じゃないけど、噛まれたら狂犬病の危機! これ以上感染症の危険を背負い込むのはごめんだ!(以前の日記参照) ってことで、今こそ俺の力を開放するッ! うおおッ!!
「僕はッ! 君がッ! 追いかけるのに疲れるまでッ! 逃げるのを! やめないッ!」
俺の逃げ足は速いぜえフハハハハ……!! 何しろ、学校一足の速かった奴を怒らせたとき、そいつですら俺の逃げ足には追いつけなかったからなあッ!!(小学生当時) 犬畜生があッ! この俺に追いつけるものなら追いついて……
な、何いッ!? この俺に追いつくだと……? キサマいったい何も(以下いいかげん鬱陶しいので略)
……なんて、仕事で疲れてる上に山道を踏破したばかり(犬と遭遇したのも山道だが) の俺に降りかかってくる愉快なイベント(恋愛フラグは立ちません) をこなしつつ、家へと帰ってきたわけなのですが。
神様、もうネタは要りません。過ごしやすい人生をください。
あと、この日記を書いているたった今。俺の部屋唯一の暖房器具であるハロゲンヒーターが壊れて点かなくなりました(マジで)。ぼくのだいすきなハロゲーンヒーター とっても大事にしてたーのにー 壊れて光がつかなーいのー どーしよっ どーしよっ おー ぱっきゃらまーどーぱっきゃらまーどー(壊)
って話はさておき。マジで寒いです。本当に寒い。ガクガクブルブル……。そのくせ「首振りボタン」は動きやがるし。光だけ点かないという、嫌がらせのような壊れ方です。
……ただ首を左右に振りつづけるだけのハロゲンヒーター(以下ハロゲンちゃん)。
「もう、僕たち、終わりなのかな」
そう問いかけても、答えはなく。ただ左右に、悲しげに頭を振るだけのハロゲンちゃん。その顔に、僕が惹かれた、あのときの輝きはもうなかった。そしてこれからも戻らないのだろう。
そう、あの輝きを汚したのは、僕。僕が彼女から輝きを奪った。それが僕の望みだったはずなのに。何故だろう。今はただ、彼女のその姿が、悲しくて。悲しくて仕方なかった。
くりぅえる著 「Hello, GAIN ?ぬくもりをもう一度?」 より抜粋
神様、何度も言いますが、もうネタは要りません。過ごしやすい人生をください。切実にお願いします。