早朝に更新しております本日の日記ですが、原因は夜中気持ちよく寝ていたところを叩き起こして下さった馬鹿野郎 友人のおかげでございます。地震が起きて動揺する気持ちはわかりますが、熟睡していて全く気づかなかった俺を起こして、その気持ちを共有するのはやめてください。……まあそれなりに揺れた地震に全く気づかず寝ていた俺も俺ですが、せっかく見ていた幸せな夢(和さん@はるのあしおと とのラブラブアフターストーリー) を途中で止めた罪は万死に値すると思うのですよ。今度会った時は覚悟しておいてくださいね。
と、私信はさておき。今晩も2度ほど天敵と遭遇いたしました。非常にエンカウント率が高いなあと苦笑しきりなわけで。……え? 天敵って何だって?
……G。Gokiburi。コックローチ。フルネームをカタカナで呼ぶことさえ躊躇うほど嫌いな下等生物。かつて帰宅した私にその羽で顔面めがけて突撃された日から。ヤツは最も憎むべき仇敵なのです。マニアックな話で言えば、MeltyBloodのシナリオ「最強の敵 / G.」とは、俺の場合このG。目からビーム出したりドリルで突っつかれたりはしないけど、あの大きさで迫られたなら俺は死ぬ。
さて、そんなヤツに、本日(正確には日をまたいでいるが) だけで2度ほど遭遇しまして。一匹目はキッチンの食器置き場にて発見。場所が場所だけにゴキパオ・殺虫剤は使えません(あとの手間が大変だから)。ということで、しごく原始的な武器を使って殲滅に成功いたしました。……といっても、ヤツを見る事すら大嫌いな私が素手やティッシュ、ハリセン(!?) なんかで直接攻撃することは不可能。ではどんな手を使ったか。
沸騰したお湯を上からどばーっとぶっかけました。割とすぐ死んでくれるものですね。ぐったりと力なく水面に漂う様は、哀れなものでした。今度はもっといい家に生まれて……ってなんかこれだけ見ると虐待の末幼子を殺してしまった人間のような言い草ですが、相手はGなので無問題。即殺虫! 黒油虫皆殺! 蒼天既死! 花鳥風月! ……なんか間違ってるのが混ざってる気もしますが、まあそんな感じで一匹目は誅殺したわけなのですよ。
そして二匹目。こいつは何と、私の部屋に出現しやがりました。しかもですね、大阪で購入してきたとってもエロエロお気に入りな 同人誌の上にいやがるのです。そしてその場から動く気配がありません。
俺「こういった場合、取りうるべき策はないか? 孔明」
孔明「3つほど策がございます」
俺「うむ、述べよ」
孔明「上策は、同人誌ごとGを抹殺する。中策は、あえてGを威嚇した上で同人誌より遠ざけ、抹殺する。下策は、全て見なかったことにしてGを見逃す。以上です」
俺「下策は取りたくない。そもそも見逃したところで後の脅威に怯える日々を過ごさねばならぬ」
俺「上策は、確かに油断しているGを仕留めるには最も適した策かもしれん。だが、余にはできぬ」
孔明「しかし殿、同人誌の上で直接叩き潰せと言っているわけではありません。殺虫剤などを用いて間接的に抹殺すればよいではありませんか」
俺「孔明。殺虫剤に含まれる成分はな……本をベタベタにしてしまうのだ。そのような事を、余は行うことはできぬ。行うことはできぬのだ。ヨヨヨ………(泣き崩れる)」
孔明「……(いっそこいつを殺してしまおうか……) ならば中策をお取りなされませ。後の事は私がどうにかいたしましょう」
俺「すまぬ、孔明。……我々はヤツの陽動を行おう。孔明は兵を伏せ、Gを討ち取ってくれ」
孔明「はっ」
という脳内討議の結果、まずはヤツを同人誌から引き離し、しかるのち抹殺するという結論に達しました。さて、引き離す前に殺虫剤を……殺虫剤を……。
無い。
殺虫剤が、無い。
孔明! 孔明!! ……おのれ晴明!! 孔明!! たばかったな!!
孔明「もはやあなたを主君とは認めぬ。今こそこの場で討ち取ってくれよう」
俺「くっ……もはやこれまでか」
孔明「天下覇道のためには多少の犠牲はつきもの。それを見誤ったあなたは君主たる器ではない。……矢を射よ!」
降り注ぐ矢雨。
あなたは、ここが自らの終点と感じ、目を閉じた……。
[END]
< はじめのページにもどる >
ど、どうしようどうしよう。思わず脳内孔明とゲームブック風に戦って殺されちゃったよう。つーかゲームブックって懐かしいなぁ。昔、上杉謙信のゲームブックをはじめとして戦国ものをよく読んでたけど、選択肢間違えると忠臣に殺されたり暗殺者に殺されたり一揆に巻き込まれて殺されたり、とにかく意外すぎる所で主人公が死んではじめからやり直しってものが多かったよねえ。あの唐突過ぎる展開は、今から思うと笑えるなあ。
……って現実逃避している場合じゃない。今手元に殺虫剤がないことが大きな問題であって、ゲームブックの作者って過去の偉人をぞんざい過ぎる扱いしてるって話じゃない。ええいままよ、急いで別室にはあるであろう殺虫剤を取りに行くっ…。そうすればっ…。きっとっ…。ヤツを…、殺せるっ…。ここがっ…、分岐点っ…。
そして。
殺虫剤を手に戻ってきたカイジ くりゅえるが見たものは。
どこかに忽然と消えたGと。
ただ元のままにそこにある、同人誌だった。
えーと。
とりあえず、今から、この部屋を、出ます。