今回の東日本大震災において、多くの市役所などでサーバーが物理的に停止したり、負荷増によるアクセスのしづらさが問題になりました。
今後、公共性の高いWebサイトは、事前にCDNやクラウドで分散しておくということが必須になっていくのではないかと考えていましたが、やはりネックはコスト。特にCDNのコストはすごく高いというイメージがありました。
そこで見つけたのが、CloudFlareというサービス。無料または月20ドルで使えるCDNサービスのようです。
CloudFlare
http://www.cloudflare.com/
世界5カ所にデータセンターがあり、万一の災害時にも全てが止まるということはないでしょうから、災害対策にはうってつけです。その上負荷分散もできますので(そちらが本来の用途ですが)、高額なサーバーや回線を用意しなくてもよくなり、財政事情の厳しい地方自治体にとって一石二鳥。
導入も、サービスの申し込みをしたあとネームサーバーをCloudFlareのものに書き換えるだけと、ドメインさえ持っていれば誰にでもできそうなくらい簡単です。
無料、または月20ドルのコストなら小さい地方自治体でも工面できるレベルですし、今回震災の被害を受けなかった地方自治体の方にも、導入を検討してもらいたいサービスですね。