ということで、foltia ANIME LOCKER の話題も3回目。今回も基本はハードウェア話です。DLNA絡みの問題解決方法とか、ソフトウェア的な話はこれまた次回に。
前回記事とほとんど変わりはないですが、NEW! って書かれてる部分が変更点。システムにUSBメモリではなくHDDを使うようにして、キャプチャボードに PX-W3PE REV1.3 を追加、分波器もダブル分波器で2枚差し環境に対応させ、地上波4番組・BC/110度CS4番組の8番組同時録画環境にしてみた。
で、以下がその8番組同時予約したときの画面。文字が小さくなっているけど、8番組が最低20分(ニュース番組を含んでいたため) 同時に行われ、問題なく全て録画できた。PT3 Rev.A と PX-W3PE REV1.3 はメーカーが違うので、混在して使用できるか不安だったけど問題なかった。(ドライバ追加したり入れ替えたりも不要だった)
ただし「設定・管理」メニューから「地デジチューナー数」と「BS/CSデジタルチューナー数」をそれぞれ4とする必要はある。
この環境にしてからは先の記事で書いたトラブルは一切起こらなくなり、問題は解決したと思われる。思い返すとUSBメモリブートしていたときは、Web管理画面からエラーログを表示するとPostgreSQL絡みのエラーが大量に出ていたので、やっぱりシステム領域のUSBメモリがネックだったんだろうなあ。
中身全景。ちょっと暗いけど、上からLANカード、PT3、PX-W3PEの順。LANを2系統に分けているので、オンボード以外に1枚差している。Intel NICは干渉して一番上のPCIeに差さらなかったので、玄人志向の GbE-PCIe を利用した。
ヒートシンク部分。セリアで「アンティークピンチ 10P」を6個、「アンティークピンチ ミニ 12P」を2個組み合わせて冷却を強化。フロントファンが唸ることもめったになくなり、静かになった。電源を切ってすぐにピンチを触るとかなり熱くなっているので、熱はちゃんと伝わっている模様。
ピンチの画像。うちの近くのダイソーには売ってなかったので、セリアまで遠出して購入。セリアは比較的置いてある商品の質やセンスがいいなーと思う。
フロントUSBコネクタとマザーの接続部。奥沢3丁目 を使用するにはこのままだと干渉するので・・・
USB 5/6 に差し替える。
奥沢3丁目 外観。USBピンヘッダー用のコネクタより基板の幅がやや広いので、これが USB 5/6 横のコンデンサやフロントUSB用接続ケーブルのコネクタに(隣同士だと) 干渉するのです。
完成図。こうすると干渉せずに両方とも使える。
実際の配線。NTT-ME SCR3310-NTTCom カードリーダーを繋いでます。PX-W3PE は見やすくするために外してます。
カードリーダーは、5インチベイ隣のスリムODDベイ(金具がないので使用できない) に入れてます。特に固定しなくても外に出てくることもなかったので(激しく動かしたら分からないけど)、フリーマウントで。
自分の環境だと、USBメモリブートでは安定して動かなかったのは残念だったけど、HDDインストール(正確にはUSBメモリをイメージバックアップして書き戻した) してからは非常に快適でトラブルもなく、安定して動作している。
サーバー自体も非常に静かで(これはピンチのおかげ)、24時間付けっぱなしでも全く気にならないのも嬉しい。あと気になるのは電気代だけだが、こればかりは仕方ないところであるものの、今後のバージョンアップでは、録画スケジュールにあわせて自動スリープを行うなどといった改善されるとありがたいなと思う。