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IDCFクラウド を皮切りに、GMO クラウド ALTUS(アルタス) が追随したおかげで、月額500円からクラウドサービスが利用できるという、他のクラウドサービスと比較しても安い部類のサービスが始まったなーという感がありますが、同じGMOグループの Server Queen VPS がストレージをSSDに変更してきたようなので、有名な Digital Ocean も含めて、軽く眺めて比較してみた。

各サービスを利用したことはないので(IDCFクラウドはテストがてら触ってるけど)、あくまでカタログスペックとか、ちょっと調べて分かった内容だけまとめてます。もし参考になれば幸い。

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By: Cairo

こういう使い方をしている人は少ないとは思うけれど、複数の独自ドメインをGoogle Appsで管理していて、それらのアドレスに設定したエイリアスを差出人として送りたいという場合にハマった点についての話。

って、この説明だと全く分からないと思うので、例を示すと以下のような感じ。

 

  • AドメインのメールアドレスX
    Google Appsで管理している、独自ドメインのメインメールアドレス。他のメールアドレスに来るメールの集約・送信などを行う役割

  • BドメインのメールアドレスY
    Google Appsで管理している、別ドメインのメールアドレス

  • BドメインのメールアドレスZ
    上記、別ドメインメールアドレスのエイリアス

 

という3アドレスがある場合、メインのメールアドレスであるXから、Zを送信元として相手にメールを送ると、Yのアドレスを送信元としたメールが届いていた。

自分の場合、用途や相手別にメールアドレスをエイリアス(正確にはキャッチオールアドレス設定) として追加し変えているのに、それが意味をなさなくなってしまうので困っていたのだが、それが解決したので記事にしてみた。

この問題で困るのは、GmailをWebブラウザから使用している場合で、かつ自分のような使い方をしている場合のみだと思うけど、とりあえず自分が忘れないためにということで。

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GMOクラウド VPS 設定記事一覧

 

はじめに – なぜFAXサーバーを構築したのか

今どきFAXなんて自分はまず使わないし、やりとりはメールと電話で十分でしょとか思っていたものの、一部のクライアント様はご老齢のためメールの使い方がよく分からず、FAXで書類データを送っているとのことで、必要に迫られてFAX番号を用意するハメになったのがそもそもの始まり。

とはいえ滅多に使わないFAX受信のために専用機とか複合機を用意したり、それにかかる電気代や用紙代を支払うのもバカバカしい。一部の複合機は本体で内容を確認して印刷するかしないか決められるみたいだけれど、小さい画面で確認するのはつらいし、FAX受信内容をメールで送ってくれるhpの複合機はいい値段がするし、投資対効果に見合わない。

それではとネットFAXサービスを検討してもみたけど、月額費用がかかったり、3ヶ月使わないと強制解約になったり、受信枚数が多くなると別途追加料金がかかったりで、やっぱりコストがかかる。どうしたものかなーと思いつつ、そういやWebサイト運営と実験目的でVPS借りているんだし、そこにAsterisk入れて、電話は月額費用がかからない FUSION IP-Phone SMART でFAXサーバー構築すれば、ネット FAXサービスと同様の使い勝手になるんじゃね、と思い至った次第。

……というのが1年ちょい前の話。その後すぐ受信専用としてAsterisk + FUSION IP-Phone SMART を使ってSaaSes Osukini VPS上にFAX受信環境を構築し、無料で維持・受信できるFAXサーバーとして1年弱運用していたものの、SaaSesのサービス終了に伴って、サーバー環境を GMOクラウド VPS に移転することになったため、これを機に送受信できるよう設定してみたというのが今回のネタ。

テスト環境として、VPSを2つ(SaaSesと GMOクラウド VPS )、FUSION IP-Phone SMART を2番号契約してそれぞれ認証・電話番号部分以外は同一設定で、相互に送受信でき、受信した内容はメール添付で送られてくるところまで確認した。

ということで前書きが長くなったけど、本文はもっと長いので、何とか最後まで読み進めていただければ幸い。あ、あとFUSION IP-Phone SMARTの電話番号は取得済みとして話を進めているので、事前に電話番号の取得をお願いします。

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GMOクラウド VPS 設定記事一覧

 

前回記事、GMOクラウド VPSを借りてまず行う初期設定内容 から間が空いてしまったけれど、今回はWebとメールサーバーの設定編を。

とはいえ、自分の場合メールサービスとしてGoogle Appsを利用しているため、VPS上では問い合わせやログ等を送れればいいだけなので、そっちは超簡単な設定だけで終わらせてますが……。

ということで、続きは以下から。割と長いです。

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GMOクラウド VPS 設定記事一覧

 

SaaSesが個人向けVPSサービスから撤退 ということで、月500円程度でそこそこ使えていた実験用サーバーの乗り換え先を検討していたのだけど、コストパフォーマンスから考えると GMOクラウド VPS マイクロ しかねーなという事で、新規契約して初期設定を行った時の内容をまとめてみた。

GMOというだけで割とマイナスイメージを持ってる人も多いかもだけど(自分含む)、個人的には以下のような理由で、2つめの契約をした次第。

 

  • 1年以上 guilz.org 含めて複数サイトを運用しているが、VPSの不具合による問題は一度も起こらなかった(SaaSesでは1年ちょいの間に2ケタ近い回数トラブり、問い合わせや対応を依頼する事態になった)
  • さくらのVPSでのトラブル のような、I/O負荷による制限などが起こる事がなかった(バックアップ処理時の負荷は、多分こちらの方が高いにも関わらず!)
  • 月1008円で、仮想3コア・2GBのメモリ・100GBの容量使えるのは最安。海外含めて探しても、スペックに対する価格対比は最高(ただしマイクロのみ。それ以上のプランはもっと安いところもある)
  • 仮想化基盤がKVMであること(OpenVZはサービス始まったばかりの頃にDTI Servers@Man使って懲りた。SaaSesはXenだけど、こちらはKVMと大差ない感覚)
  • サーバー稼働率99.95%のSLA保証・オートフェイルオーバーがある。物理マシンに問題が出たら、自動で別の正常な物理マシンに移動して障害発生を抑えるとか、この価格でやってるところはあまりない。SLAはその自信の裏付けかなと
  • アダルトもOK。いや、別に作らないけど、コンテンツの制限がないのはいいよね。運営者の恣意的な判断でBANされたりとか困るし
  • GMOの株主なので株主優待がある。年1万円キャッシュバックされるのは大きい

 

後は電話サポートがあったり(以前メールでHDD増量頼んだら、電話連絡が来たのにはビビったけど)、設定代行やマネージドサービスもあるけど、まあこの辺りは使わないのでどうでもいいかな。

と、いい事ばかり書いてはみたけど、GMOは好きじゃないからやっぱり俺は他社VPSを選ぶぜ! って人にも下記の初期設定フローは多分使えると思うので、VPS借りて行う作業の参考にでもなれば幸い。

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2014/04/19 更新

三菱UFJニコスが、Heartbleedと思われる攻撃で情報が不正取得されたと発表 しました。私の記録では、12日深夜に同サイトのニコスカードログインサーバー(www2.cr.mufg.jp と branch.nicos.co.jp) についてチェッカーをかけてみましたが、その時には修正済みだったのか問題は検出されず、そのままパスワード変更をしていました。

 

激しく久しぶりの更新となりました。今月末に入るはずだった某所からのお金が入らない事が確定し、激おこぷんぷん丸(古い) なくりゅえるです。一般的なサラリーマンのお小遣いの倍くらいの金額、または Radeon R9 290X (Amazon参考価格) が1枚余裕で買える金額がゼロになった時の感情は、貧乏な私にとってなかなか筆舌に尽くしがたい感覚ではございますが、何とか生きてます。あの業者は潰れてしまえばいいのに。

さて、そのような個人的にも春の嵐が吹き荒れている(主に心中に) 今日この頃、セキュリティ的にもいくつかのトピックがありました。最近ではDNSの脆弱性に関する話に取って替わられつつありますが、OpenSSLのHeartbleed問題、こいつはテレビのニュースでも大々的に報じられるなど、一般ユーザー層にも浸透した話題だったかと思われます。

実際には、大手サイトはほとんど対応済みで、悪意のあるスキャンは比較的少数 といった報道も見受けられ、ほっと一安心といった風情もありますが、カナダではこの脆弱性を悪用した犯人が逮捕される など、真実はなんなのか~♪ とJA○RACに怒られない程度に俺に不可能はない系なドラマの主題歌を思い出したりしつつ……って前置き長いですかそうですか。

まあ海外では このサイトのパスワード変えた方がいいよって情報が出ている けど、日本でこのサイトは対策済みだよーって情報がまとまってるところ無かったので(今はあるかもだけど)、自分が使ってるサイトのパスワードを変更しがてら(まだ全然終わらないけど)、主に ネットエージェント社のチェッカー を使って調べてみました。続きは以下からどうぞ。

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WordPressにメールから投稿できるプラグインはいくつかあるけれど、不特定多数からの投稿が可能で(K-tai Entryはこれがダメらしい)、かつ別サイトのアカウント作成も要らない(JetpackはWordPress.comへのアカウント作成が必要) プラグインということで、Postieを使ってみた。

・・・のはいいが、自分の環境だとAndroidやPCから写真を添付すると問題なく更新してくれたが、iPhoneからだと写真が投稿されないという問題が発生。どうやら写真のファイル名に全角文字が入っている(iPhoneだと「写真.JPG」というファイル名になる) と、写真がアップロードされない模様。

新年一発目は、この問題に対応するためのハックから。続きは以下に。

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auスマートパス解約完了画面

↑ の画像はまとめへの伏線です。・・・ってのはさておき、今回の話はTwitterでつぶやいたように、ソフトバンクショップであったネガティブな内容にイライラして書き始めたものですが、あくまでそれはきっかけであってこのエントリーには私怨は入っておりません。(多分・・・)

3キャリアからiPhoneが発売されるようになり、料金もそう大きな差はなく(MNP特典とか諸々は除き)、どの会社のiPhoneを使うかということは、なかなか悩みどころかと思います。

自分の場合は、ソフトバンクのiPhone 4Sからauに乗り換えた(正確には別端末をMNPした) わけですが、なぜソフトバンクでの機種変ではなくauに乗り換えたのか、その理由を、価格の面は抜きにして、田舎住みの立場からつらつらと語ってみようかと。

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2014/11/06 追記

1年弱やまぐちブロードネットを利用していましたが、11月頭に一度回線を切断した後、接続不可能な状態となりました。もともと隼非対応のサービスでしたので、このような事態も想定はしていましたが、念のために問い合わせを行いました。しかしながら、メールフォームはエラー表示され送信されたかどうか分からず、再度直接代表メールアドレスに連絡したものの、返答がありませんでした。

元ユーザーの方と思われる、facebookの投稿 からすると、現在も正常に組織運営されているかどうか不透明な状況ですので(もちろんこの内容が信用に足るかは分かりませんが)、取り急ぎこの記事内のやまぐちブロードネットへの全リンクを外すとともに、注意喚起として追記いたします。契約をご検討の方・すでに契約をなさった方には、ご迷惑をおかけすることとなり申し訳ございません。

以下の内容は元々の記事内容となりますが、現時点では使えない内容となっております。やまぐちブロードネットの契約を検討中の方は、十分にご注意ください。

 

ここから下は旧内容です

[注意] この記事は私自身の体験談であり、内容は事実に基づいておりますが、記事中で紹介しておりますプロバイダはフレッツ光 スーパーハイスピードタイプ 隼への公式対応をうたっておらず、誰もが必ず利用できるとは限りません。また、今後利用できなくなる可能性もございますので、契約をご検討される場合は自己責任でお願いいたします。万一利用ができない場合は、料金支払いを行わなければ2週間の試用期間後に自動で解約となるようですが、その場合でも解約が正しく行われているかどうか、必ずご確認ください。

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以前作成したWebサイトで、BaserCMS 1.6.15 のまま利用しているサイトがあるのだけれど、2.X系にバージョンアップするためにはテンプレートの再調整・プラグインの再カスタマイズが必要なこと、管理画面のインターフェイスが大きく変わってしまったために、トレーニングコストが馬鹿にならないことなどから、アップデートを控えていた。

幸いBaserCMS自体には大きな脆弱性も発見されず( この脆弱性 にはファイルパッチで対応できたし)、運用できていたのだが、BaserCMSが依存しているPHPフレームワークであるCakePHPに、今年4月末 Paginatorコンポーネントに大きな脆弱性 が発見された。この対処を行った際の内容をメモしておく。

CakePHPフレームワークを利用したことがなかったので、フレームワークだけのバージョンアップとかどうするんだろうなーと思っていたが、色々調べて試したところ、どうやら cake ディレクトリの中身を上書きすれば大丈夫っぽかったので、BaserCMSに利用されているファイル・ディレクトリを選んで上書きした。

BaserCMS 1.6.15で利用されているCakePHPは1.2.10なので、最新版の1.2.12を以下からダウンロードする。

アーカイブの中から、cake フォルダのみ解凍し、その中から以下のファイル・ディレクトリを上書きアップロードする。(libs ディレクトリだけで大丈夫という情報もあったけど、念のために)

  • config
  • libs
  • basics.php
  • bootstrap.php
  • dispatcher.php
  • LICENSE.txt
  • VERSION.txt

これでCakePHPは1.2.12となり、BaserCMSの管理画面から、システム設定‐環境情報 とたどることで、アップデートされているか確認できるようになる。(下記画像参照)

BaserCMS システム設定画面

BaserCMS システム設定画面

BaserCMS CakePHP バージョン確認画面

BaserCMS CakePHP バージョン確認画面

 

自分の環境ではこの方法で問題は起こっていませんが、全ての環境で問題が出ないとは限らないので、事前のバックアップやテストは確実に行ってください。また、この方法で脆弱性に正しく対応できているかどうかは保証できませんので、対応として間違っているとか、もっといい方法があるという情報があれば、ぜひコメント等より教えてください。

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