・・・雪が降っていた。思い出の中を、真っ白い結晶が埋め尽くしていた。
数年ぶりに訪れた白く霞む街で、今も振り続ける雪の中で、俺はひとりの少女に出会った。
「あはは、祐一、こっち、こっちだぞぉ?」
「うふふふふ、まってくれぇ?、北川ぁ?・・・・・・」
…………
はっ! ……どうやら白昼夢を見ていたようです。しかも何か嫌なバージョンの。
などと前にも書いた文章をコピペしている理由は一つ。……雪、吹雪。寒い寒い寒い。風、大風。強い強い強い。昨日よりもむしろ今日を休みにして欲しい気持ちでいっぱいでした、今日の俺は。しかも明日も当然のように仕事ですが、今日より冷え込むとか。……山が好きなんていう人、嫌いです。
という話はさておき。今日の分の仕事を終わらせても、まだ多少定時には時間があったので、社員さんと世間話というか、雑談してたんですよ。そこでの話は年配の方ならではのもので、たいへん勉強になったのですが、その中で私の仕事について話題になりまして。曰く「やはり正社員ならではの安定性も重要だよ」とのこと。で、今仕事に来ている間も、ハローワークなどに行って、正社員の仕事とか見つける努力もしたほうがいいのではないか、というお話。そのお話自体は私の将来を気遣ってのお言葉で、たいへんありがたかったのですが、最後に言われた一言がちょいと引っかかりまして。
そのお言葉とは「もし今派遣されている最中に就職できるなんて事になったら、遠慮せずにもう来れませんって言って辞めてくれていいからね」
……。えーと、それって「うちの仕事は気にせずに、君は自分の人生を大切にしろよ」ってメッセージなのか、それとも「君はいてもいなくてもどうでもいい存在だから、とっとと就職先見つけて辞めてね。まあ見つかったら、の話だけどな」って事なのか、どっちなんでしょう?
……うん、話の流れからしたら、前者なんだと思うんだ、僕も。でもね、ついついネタのために人の言葉をあら探ししつつ聞いちゃうんだよ、俺は。「あんないい人を、いくらネタのためとはいえ疑うなんて、俺ってなんて最低な奴なんだ…」と、自己嫌悪しつつ風呂入って寝ます。こんな人間を正社員として雇った会社はぜったい衰退するね、と心より思った俺でした。
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