Twitterでもつぶやいてましたが、PC2台が同時に起動しなくなる(正確には起動までに相当時間がかかったり、まれに立ち上がることもあった) という問題が発生していたのだけど、何とか直ったみたいなので、その顛末とか作業内容をまとめてみる。
起動しなくなったのは、メインマシンとゲーム用マシンで、それぞれWindows7 x64環境。もちろん、話題になったWindows Update適用によるトラブル ではない(アップデートを行う前に発生)。それぞれの症状は以下のような感じ。
これらは、classpnp.sys 絡みのトラブルだったのかもしれないが、何とか今は再インストールせずとも正常に起動するようになっている。実際のところ、これをやったから直ったと確実に言えることはなく、いくつか試した中のどれか、またはいくつかが組み合わさってうまくいったかなという程度のまとめで、いつ再発するか分からないという不安もあり、参考にはならないかもですが、同様のトラブルを抱えた方の参考になれば幸い。
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classpnp.sys 問題と勝手に名付けたが、Googleで軽く検索しただけでも、かなりやっかいなトラブルだとお分かりいただけると思う。
win7 セーフモード 停止 classpnp.sys
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-performance/win7/d6db803b-1f44-49b7-b564-b74735c6a12bWindows7/セーフモードでClassPNP.sysで止まる
http://d.hatena.ne.jp/ogohnohito/20120707/p1
ここでは2サイトのみリンクしたが、他にも多数のサイトがこの問題について言及している。ざっくりと言うと、急にPCが起動しなくなり、セーフモードで起動しようとしても classpnp.sys が表示された時点で止まり、セーフモードすら立ち上がらないというもの。スタートアップ修復や、システムファイルの修復を行っても改善しない事が多いようだ。
原因・解決方法がよく分からないということは共通しているが、自分が調べた限り、だいたいの解決方法をまとめると以下のような感じだった。
と、問題をまとめたところで、実際にどのような手順で復旧したかを以下に続ける。
上記したように、そもそもPCが起動しなくなったのでどうしたものかと思っていたが、何度目かで嫌になって、もういいやとセーフモード起動途中で放置したままふて寝したところ、奇跡的にも起動していたので、管理ツールからイベントビューアーを開いて問題を確認してみる。
システムを確認してみると、上記のように Kernel-PnP 絡みの警告が内蔵しているBlu-rayドライブで出ていた。
あとで確認したところ、この警告は前からたまにログにも出ていたのだが、この時点ではこれが原因ではないかと疑い、一度内蔵ドライブのケーブルを抜いて電源を入れ直したものの、立ち上がらない。
それではと内蔵ドライブのケーブルは戻し、USB接続していた全てのもの(USBキーボード・マウス、USBドングル、USB DAC) を抜いて起動してみたが、それでも立ち上がらない。結局は、内蔵ドライブのケーブルとUSBを全て抜いて、ようやく通常起動するようになった。
その後、アプリケーションログもチェックすると、インストールしていた EMET 4.1 でエラーが出ていたので、(CAエラーくらいなので問題は無いだろうと思いつつも) 念のためアンインストールして5.0に入れ替えた。
ただ、セーフモード起動をしたせいなのか、今回のトラブルで書き換えられたのかは分からないが、システムロケールが英語に変更されていた(画像は日本語に戻したあとのもの)。これが英語だったため、いじくるつくーるや、Logicool SetPoint等が文字化けで使えなかったが、日本語に戻すと問題なく利用できるようになった。
初めはなぜ一部アプリが文字化けしていたのか分からなかったが、イベントビューアーを確認すると、Windows Searchが上記画面のようにロケール変更を示唆してくれていたため、気づいた次第。やはりログを追うことは大切だなと改めて感じた。
ここまで作業した後は問題なく動作し、Windows Updateも行ってみたが、先んじて起動不可の問題が起こっていたためか、そちらの問題は起こっていない。解決したとはいえ、これだと言い切れる問題部分は発見できなかったため、ちょっとモヤモヤするものの、とりあえず再インストールしなくても良かっただけ、よしとするべきかな。
こちらはメインマシンより手前の、Windowsを起動しています 画面で止まっているため、違う問題かもと思いつつも、やはりメインマシン同様に何度やっても起動しない。こちらもセーフモード起動中のまま放置してふて寝したところ、朝になったら起動していたので、メインマシン同様管理ツールからイベントビューアーを開いてみた。
しかし、こちらは問題らしきエラーログがメインマシンでのEMET 4.1のCAエラーと、システムのロケールが英語に変更されていた点くらいしか見あたらない。そこで仕方なく、USBを全て(USBキーボード・マウス、XBOX360ゲームパッド用ワイヤレス受信機) 外して起動してみるが、改善はしなかった。
続いて、新しいバージョンなので問題は無いだろうと思いながらもDaemon Toolsをアンインストールした。しかし、予想通りダメ。長時間放置して再び起動させ、セーフモードから Driver Fusion でAMD Catalyst Driverをアンインストール・再起動させてみるも、やはりダメ。
この頃になると、セーフモードだけではなく、1時間程度放置すれば通常起動もできることが確認できたので、通常起動でAMD Catalyst DriverのBeta版14.7をインストール。画面解像度が低いと作業しづらいため、ディスプレイドライバだけは入れ直した。
その後、通常起動してからLogicool SetPointのアンインストールとインストール、EMET 4.1のアンインストール、Avira Antivirusのアンインストール、Comodo Firewall 7.0のアンインストールと、一つアンインストールする度に再起動するというやり方で試してみた。しかし、Comodo Firewall 7.0まで消して一度再起動したところでは、起動時間の改善はしなかった。
この頃、同時進行させていたメインマシンが一応の回復をみたので、ゲームマシンはあとでもいいやと1日ほど放置。その後電源を入れてみた(Comodo Firewall 7.0をアンインストールしてから2度目の起動) ところ、全く問題なく起動するようになっていた。再起動をその後数回行っても問題なかった。
理由は分からないが回復したと考えられたので、Avira Antivirusのインストール、Comodo Firewall 7.0のインストール、Windows Update、EMET 5.0のインストールと進めた。その後再起動と電源投入テストを数回行ったところ、問題なく起動できている。
原因も解決方法も曖昧で、記事にしたところで参考にならないかと思ったが、備忘録としてまとめてみた。両者の共通点としては、Windowsのロケールが英語に変更されていたことくらいで、他の共通点はほとんどない。
メインマシン・ゲームマシンともに入れていたソフトとしては、Daemon Tools、SetPoint、Avira AntivirusとComodo Firewallあたりだが、メインマシンとゲームマシンではComodoのバージョンが異なっていた。ゲームマシンのものはComodo Firewall 6から自動アップデートしたもので、もしかしたらその自動アップデートが良くなかったのかもしれない(トラブルが起こるまでは全く問題なかったけど)。
他のソフトウェアについても、微妙なバージョン違いはあっても、今回のようなトラブルを引き起こすとは考えにくく、やっぱりモヤッとした結論にはなったけれども、ソフトウェア・ハードウェア両面から色々と試してみれば、道は開けるのかもしれない。(再インストールの方が早いかもだけど)
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