こういう使い方をしている人は少ないとは思うけれど、複数の独自ドメインをGoogle Appsで管理していて、それらのアドレスに設定したエイリアスを差出人として送りたいという場合にハマった点についての話。
って、この説明だと全く分からないと思うので、例を示すと以下のような感じ。
という3アドレスがある場合、メインのメールアドレスであるXから、Zを送信元として相手にメールを送ると、Yのアドレスを送信元としたメールが届いていた。
自分の場合、用途や相手別にメールアドレスをエイリアス(正確にはキャッチオールアドレス設定) として追加し変えているのに、それが意味をなさなくなってしまうので困っていたのだが、それが解決したので記事にしてみた。
この問題で困るのは、GmailをWebブラウザから使用している場合で、かつ自分のような使い方をしている場合のみだと思うけど、とりあえず自分が忘れないためにということで。
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言葉にすると以上となるのだけど、そこまでには色々試行錯誤してました……。Gmailで送信元を別メールアドレスにする場合、[設定] から [アカウント] と進み、[メールアドレスを追加] リンクを押してメールアドレスの追加をするわけだけど、別ドメインのメールアドレスは、8月頃からGmailのSMTPではなく、そのドメインのSMTPを設定しないと登録できなくなった ことが、この問題の原因かなと。(それ以前に設定したアドレスは問題なくエイリアスを差出人として送れていたようなので)
実際の作業手順をまとめると、以下のようになる。
以上の作業を行うことで、別ドメインのエイリアス(キャッチオールアドレスなら任意のアドレス) で、送信元をエイリアスのものにしてメール送信ができるようになった。
もちろん、この設定をしてもメールヘッダの Sender には、この例での メールアドレスY が書かれたままとなるので、完全に別メールアドレスから送信したようにはできない(Gmailの仕様)。
とはいえ、そうそうメールヘッダ全てを見られることもないだろうし(見られて困る用途でもないし)、例えば相手の問い合わせフォームからエイリアスを送信元として問い合わせ送ったのに、その回答として届いたメールに返信した際に送信元が別のアドレスになるのは困るな、という程度の話なので、これでOKかなと。
メインのメールアドレスからは、ちゃんと設定したエイリアスで送られたように表示されているのに、相手にはエイリアスではなく実メールアドレスが表示されていたということにしばらく気づかず、結局恥ずかしい思いしたのでもういいかなーという感もあるのですが、同じような運用をされている、または検討している方が、同じ轍を踏まないための参考にでもなれば幸いです。
……あ、あと、キャッチオールアドレスに設定しておけば、送信したいアドレスをエイリアスとして追加で設定しなくても、都度上記の設定を行うだけで送信元として送れるようなので、参考までに。キャッチオールアドレス設定していても、エイリアスいちいち作らないといけないなら面倒だなーと思ってたけど(管理者権限を厳密に管理してたので)、それが必要ないだけでもありがたいかなと。(アカウント追加の手間は倍になったけどね……)
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